学校

8/24
855人が本棚に入れています
本棚に追加
/202ページ
       「こいつ変態だから絶対に   気をつけてねっ!?   あ、でも学校じゃ平気か。   こいつ理事長の   息子だからさ」  「さっきから酷い   言われようだな」  侑李の言葉に軽く  笑う伊野尾先生。  楽しくなりそうだ。  「じゃあ、侑李と先に   教室行ってろ。   HRで紹介するから」  「了解ー涼介行こう」  侑李に手を引かれ、  職員室を後にした。  って言うかホントに  髪型怒られなかった…。  「涼介可愛いんだから   ホントに気をつけなよ?   学校では僕から   離れないでね?」  そう言って俺の顔を  上目遣いで見る侑李の方が  よっぽど危ないと  思うんだけど…  「解った………」  階を上がれば上がるだけ、  人が増えて感じる視線も  量が並じゃなくなる。  「ゆ、侑李っ」  「んー?」  侑李は当たり前のように  教室へと向かう。  慣れてるのっ?  
/202ページ

最初のコメントを投稿しよう!