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俺が入学したての一年の頃。
凄い煩い軍団がいた。
…まぁ、それが当時の生徒会親衛隊。今も充分煩いけれどもだ。
まだ何も知らない俺は、何事かとその軍団を見ていた。
すると、それを入隊したいという意思として捉えたのか、軍団の中から一人の男が出てきたんだ。
そいつの名前は桂木 龍司。
当時の三年で、凄く明るくて優しい人だった。
……俺は、龍司さんに惹かれて親衛隊に入った…と言っても過言ではない。…かもしれない。
龍司さんは、俺が入ってすぐに退隊してしまったけど…。
龍司さんは、退隊する際に、俺が二年になったら隊長をやれ。
という、言葉を置いて行った。
…それが今、こうして律儀に守られている…ということだ。
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