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居留守を決め込んでも 鳴りやまないインターホン。 せめて電話なら電源を切る事もできたのに…。 私は逃げるように寝室に向った。 薄い壁一枚で仕切られた寝室にも インターホンが呼ぶ音が聞こえる。 頭から布団をかぶり小さくなって自分を抱きしめた。 ★ 「はぁ~。」 俺は盛大な溜め息をついた。 やっとの思い出たどり着いたAquaの社長室。 ソファーに体を投げ出し マスコミの多さにどう対応かと考えを巡らせる。 コンコンコン♪ 軽やかなノックの後 俺の返事を待つ事なく開けられる扉。 、
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