垣根「メルヘンが趣味なわけじゃねぇ」一方通行「説得力ねェよ」

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東京都の実に三分の一程の面積を持つ『学園都市』。その名の通り学園都市は総人口二三〇万人の内およそ八割以上が学生で構成されている。そしてその全てが超能力という不思議な能力を宿している。とは言ってもその内の六割以上は大した力を持っておらずせいぜい『少し不思議な事』が出来る程度の力しかない。 逆説、残りの四割は文字通り『能力』とも呼べる程の力を宿している。そんな学生達の頂点に君臨する七人の『超能力者』。その中でもトップに位置する学生都市LV5序列第一位、通称『一方通行』。同じく序列第二位、『未元物質』の垣根帝督はとあるファミリーレストランの一角で暇を持て余していた 一方通行「コーヒーってよォ……何でこんなに美味いンだろォな」 垣根「いやそんな美味いもんでもねぇだろ?ブラックとか泥水じゃねぇか」 一方通行「はァい垣根くン、オレの逆鱗に触れましたァ。ちょっと表でろォ」 垣根「嫌に決まってんだろ、大体今表出たらあいつらが俺ら見つけらんねぇじゃねぇか」 一方通行「ンじゃあ店の入口で譲歩してやるよ」 垣根「店員の迷惑考えろよ!?」 一方通行「常識が通用しねェとか言ってる奴が常識語るとか……」 垣根「それとこれとは別問題だ」
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