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そんな事を考えていれとブーデーなリーマンにぶつかった。 「ぁ、すみません」 そのブーデーなリーマンは舌打ちをしていそいそと駅のホームに向かっていった。 …別に舌打ちをしなくてもいいじゃん ボーッしていた僕が悪いんだけどさ。 ぶつかった拍子に落とした眼鏡を拾いながらそのブーデーを見た。 『00:05:02』 「…最っ悪」 ブーデーの頭の上にある数字が1秒毎に減っていってる。 しかもそのブーデーが向かったのは僕の乗るはずだった電車。 周りを見回すと、ブーデーだけではなく他の人達も 『00:04:26』 カウントは減っていっている。 眼鏡をかけ直し踵を反した。 「あぁ、なんて僕は不幸なんだ…」 ボソリと言い終わらない内に、電車が出発した。
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