新庄真の一期一会①

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▼  『星屑の大地』の上空を自衛隊の航空機が旋回している時期、都心を中心に奇妙な噂が広まっていた。  朝方の靄がかかる『星屑の大地』に、巨大な影の目撃が相次ぐ。  影は不規則な動きを繰り返し、暴れているかのように映る。  時折、不気味な音を出し、空気を痺れさせる。  それはまるで赤子が泣きじゃくる様に似ていた。
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