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「――至急、ベストチルドレンを現場に向かわせてください」
ノイズ混じりで男性の声が聞こえる。
「応援を要望します。至急、至急――」
危機迫る口調は、深刻な状況を物語っていた。
一面にゴミの山が映しだされ、スクリーンの中央には巨大な生物が蠢いていた。
(ロボット?)
児嶋田マヤにはロボットに見えた。
動き方は動物に近いが、毛が生えているわけではない。
光が反射している。
だからといって鱗や甲羅でもない。
全身を金属のようなモノで覆われている。
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