少女×少女②

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「航空自衛隊が直々に撮っている、生の映像にきまっているじゃない」  現実を受け入れなさいと言わんばかりに、佐倉は言った。 「限られた機関にしか流れないから、貴重よ」  スクリーンの中では、自衛隊員が絶えず応援を呼んでいた。  中央に映る家電怪獣に大きな変化は見られない。  遅い歩みで移動しているだけだ。  それでも自衛隊員は、地獄を目にしたかのごとく、恐怖を乗せて声をだす。
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