意地悪。

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「…っ、…はぁ、っ…」 仕事が終わって、みんなが寝静まった頃。 1ヶ月分の溜まりに溜まった欲を吐き出すために、リビングで奮闘中。おかずはチャミのあれをお借りして。テレビで見るのは、ちょっと気が引けるからパソコンで。 僕だって成人男性だもんっ。 あんなDVDを見ちゃったら元気になっちゃうのは当たり前。 自分でするのは恥ずかしいけど、それ以外に楽になる術はないし? 彼女がいるってわけでもない。 ……別に寂しい奴とかじゃないもん。 パソコンの画面からはとめどなく女の人のいやらしい声が流れてる。 聞いてるだけでも恥ずかしいのに、それに感じてる僕はもっと恥ずかしいのかな。 しばらく手を動かしていれば、変な感覚に襲われた。 「んっ、ぁ、イっちゃ!……ふぇ?」 欲を吐き出そうとしたとき、僕の自身に僕じゃない誰かの手が触れた。 そして、頭の上から聞き慣れた低い声が脳内に響いた。 「あのジュンちゃんが1人エッチですか」 、
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