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「ぁっ、んぅ…ひぁっ…」
いやらしく響く水音、
いやでも漏れる僕の甘い声。
あれからどれくらい時間がたったのかな。
根元を握られたままのせいで、ギリギリで塞き止められた欲が、ふつふつと沸き上がってくるような感覚に意識が飛びそうになる。
「ゆちょ、っ…もっ、やらぁ…っ」
随分前に回らなくなった呂律で言っても、ユチョンは聞く耳を持ってくれない。
もう何が何だかわかんなくて、頭が煮えくり返りそう。
熱くて、苦しくて、恥ずかしくて。
そんな僕のことなんて完全無視でひたすら僕の自身を愛撫し続けるユチョン。
親友にヤられて感じてる僕ってなんなんだろうね?
もう、なんか、だめだ。
頭煮えちゃってる。
なんも考えらんない。
「なぁジュンス、これからも俺と遊んでよ」
びっくりするくらい、頭の中にユチョンの声が浸透していく。
もう、ほんとに思考回路壊れちゃった。
「あそ、ぶっ…からぁっ…はぅっ…」
「ふふっ、やったー」
「あっ、やっ、ゆちょ…っ――!」
『愛してるよ、ジュンス……』
やっぱり、ユチョンは意地悪だ。
そんな呑気なことを思いながら、僕は手放しかけていた意識を完全に失った。
end...
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