793人が本棚に入れています
本棚に追加
「皆さんの自己紹介も終わりましたので。えぇっと、まずは綾ちゃんには我が高校の勢力について知ってもらいます」
(はっ?何、勢力って…なんか凄い危ない予感がしてならないんだけど)
「えぇ、まずはこちらをご覧下さい。此処に映し出されている三人の男性達。
彼らは皆、灯明の頭をかけて争っています」
「はぃ!ストップ、ストップ!」
「何、なに?綾ちゃん。オレの携帯の番号が知りたいならいつでもオッケーだよ」
「あっ、あの灯明の頭って一体どういう事ですか?」
「はっ?」
すると沢井さんが崎本君からマイクを奪い取る
「寝ぼけた事を言ってんじゃねぇぞ、アマちゃんが!頭つったら、頭なんだよ!わかったか!」
マイクを押し付ける様に崎本君に返した
(沢井さん、いやぁ~無茶苦茶な説明な気が)
「ごめんね、綾ちゃん。この人、めっちゃ短気から許してね?
まあ~そうだよねぇ転校生としては分からないのも無理ないか
灯明ってのは簡単に言うと名だたる不良共の集まりなんだよ
それがどういう訳かここの教師達が裏工作的なものをして実態と
評判が全く違うって訳なんだよ」
(マジ……?)
最初のコメントを投稿しよう!