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何というか、その豪邸?
嫌、何だろう…この凄まじく住む世界が違うと知った瞬間ってのは正にこの事だろうか??
私や藤堂君はあれから相田君の爆弾発言からここまで無言だったが私は進藤君の家の凄さに圧倒された
「すっ、凄い…」
すると、藤堂君はバイクから降りて私の隣まで来る
「当たり前だ。歩の両親は共働きで父親は貿易会社の社長、母親はファッション雑誌を出版する会社の女社長で歩には二人の姉が居るんだ…」
「えっ?二人のお姉さん?」
「長女は瞳(ひとみ) 弁護士で
次女は恵(めぐみ)警視庁で監察医の仕事をしている」
(わぁ~、家とは別世界だぁ)
「良いか、誰が来ても失礼な態度は取るなよ?」
「わっ、分かってるわよ!?」
すると、玄関の方から一人の執事がやってきた
「お久しぶりでございます。
藤堂様…」
「やあ~ヒデ爺、元気だったかい?」
「お陰様で、歩坊ちゃんはお二人にお会いになるそうですが隣の方は?」
「あっ、葛西 綾です!よろしくお願い致します」
「こちらこそ、よろしくお願い致します…では、中へどうぞ」
執事に案内されて私と藤堂君は玄関手前まで来るが藤堂君は急に私の左腕を掴んできた
「なっ何よ?!」
「気が変わった…此処からはお前、一人で行けオレはバイク付近で待ってるから」
「ちょっと、何言ってるの?」
「貴方が来ないと、意味がないでしょ?」
「良いから行けよ…」
「ほんっと、強情ね。ここまで来ておいて…良いわ、私が進藤君と話て来る」
「ああ…そうしてくれ」
(黒幕の動きが気になるしな…)
私とは執事に案内されて進藤君の部屋の前まで来ていた。
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