793人が本棚に入れています
本棚に追加
綺麗な青髪は向かい風によって激しく乱れ、島 小十郎はひとり
進藤邸を目指しバイクを走らせる
可笑しい、何かが可笑しい…
この手際の良さは何だ?
それに気になるのは花梨の言動…だが、あいつはタクの彼女で。
葉月財閥と藤堂財閥の両親によって決めさせられた政略結婚…
タクの奴は一切、反対しなかったというが逆に花梨は?
駄目だ花梨を疑うなんて何を馬鹿な事を考えているんだオレは?
だが、花梨について何ひとつ知らないのは事実だ。帰ったらタクには悪いが調べる必要があるな…
すると、後方から宗輔の叫び声がする…
「宗輔…」
「オメェに美味しい所ばっかり持ってかれてたまっかよ~」
「フッ…」
この馬鹿は相変わらずだな
だが、断言出来るこいつはお人よしすぎる程の良い奴だ。
最初のコメントを投稿しよう!