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公園は既に乱闘状態となっていたオレや歩は互いにフォローしあいながら迫り来るヘルメット野郎をぶちのめすがそれを仕切る崎本は遥か先の方で満遍な笑顔で高見の見物をしてやがった
「クソ、切りがねぇぞ!
大丈夫か歩っ!? 邪魔だ、そこを退けぇえ!!!」
純白に身を包む服も泥だらけになる歩だが奴も必死に抵抗し取り囲む連中を薙ぎ倒していた
「ハァハァ、僕は大丈夫だけど
これは時間の問題だねタク…」
殴る、蹴るの音が周囲には響き渡る
「だなっ、これが黒幕の力って、訳かよ?」
再びオレと歩は背中を合わせるが先程よりは人数は少しばかりだが減ったが…
「ちくしょう…」
「貴方がたも、しぶといっすねぇ~」
「テメェは参加しねぇのか?崎本ぉ~」
「そうですね、まぁ~オレが出る幕でも無いんで…」
「なぁ~んだ、タクぅ。やっぱり歩の事を気にかけてんじゃん!」
その場に居る全員が動きを止めて声のする方向に一斉に視線を向ける
「なっ…何でお前がいんだよ?」
「何?オレがいちゃ行けない?」
「いや、問題大有りだろうが…
そもそもお前は真島側の人間だぞ……俊介?」
崎本の背後に立っていたのは
真島勢力 所属の藤原 俊介だった…。
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