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灯明高校第二校舎の屋上に歩の姿があった
「何の用だ?進藤 歩」
目の前には黒髪ベースのショートに半分だけ金色に染めた男性が
異様な雰囲気を出しながらも尋ねてきた
「まさか、僕からあんたに会いに来る何て想ってもみなかったさ
でも、これ以上。
僕の周りで悲しむ人の顔を見たくないから此処に来た」
「何が言いたい?お前は黒幕から制裁を受け反省したんじゃないのか?」
彼の笑みはまるで悪魔の様な微笑みだった
「僕に何をしても構わない覚悟は出来ている…」
「ほ~う」
「代わりに、新田 章の場所を教えてくれ」
「あん?新田の居場所?
それを知ったお前はどう行動するつもりだ?
お前はジェネラルに所属している人間の筈だ
それがどういう意味か、今のお前なら分かるよな進藤 歩?」
風間は歩に背を向けて屋上の端まで移動し校庭を見下ろしていた
「オレは力だけでのし上がって来た誰も信用しちゃいねぇ
一匹狼さ。進藤、お前はオレと似ている
過去の件を流してくれるなら新田の居場所を教える代わりにお前に条件がある」
「条件?!」
二人の間を突風が吹き抜けた。
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