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先ほどの広間から出て、少し離れた部屋に入ると魔法陣が床に描かれていた。
因みに、お袋と妹も付いて来た。
妹は3歳で二個下。今はお袋に抱かれてこっちを興味津々といった感じで見てる。
ジーク「それじゃ、始めるぞ。」
クロノス「はい!!」
にしても、さっき親父から貰った鍼弄ってて気づいたんだけど増加の魔法陣が組み込まれてるらしい。何でかじっと見つめてたら解った。きっとあの神が弄ったせいだ!!
因みに東の最果てにある島国、倭国の物であちらでは千本という名でも呼ばれるらしい。
医療にも使うが、某忍者マンガのせいで暗殺が本来の用途なのでは? と疑ってしまう。
閑話休題。
ジーク「さ、魔法陣の中心に立ってくれ。」
クロノス「はい……」
マリアナ「大丈夫よ、緊張しないで。」
それは無理だぜ、お袋。
ブリーゼ「ほれ、早ようせい。」
急かすなジジイ!!!
クロノス「………ふぅ。」
魔法陣の中心に立ち、親父を見る。
ジーク「よし、起動。」
魔法陣が輝き、起動された。
が、すぐに輝きを失って元の状態に戻った。
……………アレ?
ジーク「そん…………な」
マリアナ「………嘘…………よね?」
ブリーゼ「…………魔法陣に間違いは見当たらん。それに、ジークの時もこの魔法陣だったのじゃ。コレが魔盲だったのだろうの。」
マジでかぁ………神に魔力頼めば良かったかな?
ジーク「な、何かの間違いだっ!!!」
クロノス「ぼく、魔力ないの?」
ブリーゼ「そうじゃ。そして、魔盲はブレイズ家には要らん。」
クロノス「ぼくを………捨てるの?」
ジーク「捨てる訳ない!!!」
いい親父持ったなぁ……本当、何でこんなジジイなんだろ。
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