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「………魔盲で捨てられたって事は貴族か。お前、名前は?」
クロノス「クロノスだよ。」
名前負けしてるから改名したい。クロノ・ハラオ……。改名しなくていいや、うん。
「よし、お前は俺と一緒に来い。」
クロノス「オジサン、知らない人について行ったらダメなんだよ?」
「いや、そうなんだけど今は仕方ないだろ!?」
クロノス「ご飯、食べれる?暖かい布団は?お風呂は?」
風呂には入りたいからな。
「全部有るぜ!!それに、お前行くとこ無いならギルドに居るといい。成長したら、そのまま自分で稼げるしな。」
おい、子供になんて話してんだ。
クロノス「じゃあいく~!!」
「おう!!それじゃあ俺に掴まれ。」
クロノス「オジサン、臭そう。」
「なん……だと!?ちゃんと毎日風呂入ってるしまだ汗掻いてねぇよ!!」
しまった、つい本音が。
クロノス「そう言えばオジサン、お名前は?」
「あ、ああ……ゲイル=シークスだ。宜しくな、坊主。」
クロノス「クロノスはクロノスって名前で坊主じゃない!って騒ぎ立ててみる。」
ラストオーダー可愛いよね、小萌先生派だけど。
ゲイル「そうだったな、クロノス。それじゃあそろそろギルド行くぞ?ほら。」
オジサンが手を差し出す
…………握手か。
クロノス「うん!!」
元気良く頷いて手を握る。
うわ、汗ばんでる汚い。最悪。ギルド行ったらトイレという名目でしかと手を洗おう。
ゲイル「『転移』」
シュンッ
こうしてあっけなく帰らずの森から生還(笑)
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