2779人が本棚に入れています
本棚に追加
「で、この子をウチのギルドで育てたいと?」
ゲイル「まあ、そうだな。俺はガキの世話なんてしたこと無いしな。此処なら人が集まるからいろいろとやりやすいかと思ってな。」
「託児所じゃないのよ?孤児院連れて行きなさいよ。」
ギルドマスターは女性でした。何か、緑色の髪をロングにしてて眼鏡かけててこう……デキる女って感じの。
ゲイル「まあそういうなよ、サナ。」
サナ「はぁ~……ま、良いわ。一応、部屋は余ってるしね。ギルド員の寝泊まり用のが。」
ふむ、コレで住は何とかなったな。残りの衣食はどうすっかな……
クロノス「ぼくも、お仕事できる?」
2人「え?」
クロノス「お仕事して、お金貯めないとご飯とお洋服が貰えないから。」
5歳児ってこんな事言えたっけ?ああもう面倒だ。なるようになる。
サナ「随分としっかりしてるわね………」
ゲイル「……そういや、クロノスの名字ってなんだ?」
クロノス「ブレイズだよ。」
2人「ブレイズ!!?」
五大貴族でしたが何か?
クロノス「うん。ぼくが魔盲だったから、お爺ちゃんに捨てられたんだ。」
ま、妹が膨大な魔力秘めてんだろ。こういうパターンならな。因みに名前はシャナだ。
サナ「………掃除は出来る?」
クロノス「床拭きぐらいなら。」
サナ「じゃあ、それやってね。」
どうやら仕事は清掃業らしい。掃除は嫌いじゃないから良いけど。
こんな感じで俺はギルドに住む事になり、ギルド員から愛情?をたっぷり受けながら育っていった。
最初のコメントを投稿しよう!