二章

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シュンッ クロノス「ただいま~、ジャイアントアントやって来たよ~。」 ギルドに戻り、受付のお姉さんに声を掛ける。 「相変わらず速いね~。まだ10分ちょっとだよ?」 クロノス「時間掛けるなんて面倒だからね、風の中級で刻んだ。はい、詳しくはコレで。」 スッとギルドカードを差し出す。 「はい、ちょっと待ってね。」 ギルドカードを操作して小さい立体映像を映し出す。そして先ほどの討伐を開始する俺と次々殺られていくジャイアントアント達。 「相変わらず、訳解らない魔法の使い方するね。魔装とは違うし……」 魔装ってのは魔法を自分に取り込んで強化する方法な。某子供な魔法先生の闇の魔法みたいな物な。副作用は無いけど クロノス「だって、武器の属性強化なんて当たり前じゃん。」 「それが出来ないのよ?武器が魔力に耐えられ無かったり、相性が合わなかったりで。」 そーなのかー。 クロノス「出来るんだから諦めてよ。」 「そうね……考えても解らないし。はい、今回の報酬ね。十万G」 金の単位はギルで物価は日本と同じような物 クロノス「どうも。」 「あと、マスターが呼んでたわよ。」 クロノス「サナさんが?」 「いい加減、お母さんって呼んであげたら?」 クロノス「と言われてもねぇ……」 「何で露骨に嫌そうな顔するのよ……」 クロノス「気分かな?それじゃあ、マスターに会いに行ってくるよ。バイバイ。」 ん~……マスター、何の用かな?俺はまだAランクだから指名依頼は来ないだろうし、Sに上がる訳じゃないし……昇級試験受けてないだけだけど。
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