三章

3/32
前へ
/216ページ
次へ
「初めまして、クロノス君。私はセントルイス魔法学園学園長のアルベルト=ノイズだ。」 クロノス「初めまして、クロノスです。」 やっと学園長室着いた…… しかも部屋広いし……本棚四つに高そうなソファと観葉植物にシャンデリアってなんだよ。 ノイズ「クロノス君、家名は?」 クロノス「捨て子にあるとでも?まあいりませんけどね、別に。」 名前なんて大して問題じゃないからな。 ノイズ「それは済まなかった、謝ろう。」 クロノス「謝らなくていいッスよ、どうでもいいので。」 ノイズ「そうか……で、君には1年Sクラスに編入して貰う。」 何でンなエリートどものクラス何だよ?俺に恨みでもあんのかハゲ。 因みに、アルベルト=ノイズはハゲで筋肉質なオッサン。っち、そこは若い女だろ。 クロノス「何故?俺、試験すら受けて無いんですが?」 ノイズ「そりゃあ、水帝からの推薦来たし。本音を言うとSに入れて護衛やって貰おうと……」 クロノス「くたばれクズ、他人様に面倒事押し付けんな。」 ノイズ「良いじゃないか、学生でギルドランクAは今の所生徒会長だけなんだ。そして君もAだ、実力は保証されてるよ。」 つまり適任だと?っざけんなよオッサン クロノス「俺に利益が無い。」 ノイズ「……遅刻、欠席、サボリはある程度目を瞑る。だから変わりにギルドの依頼とか多少なりとも危険がある時は護衛をして欲しい。」 ふむ………なかなか好待遇じゃないか、そんな危険な事は無いだろうしな。 クロノス「対象は?」 ノイズ「出来れば五大貴族がいい。まあ、護衛だと悟られないようにね?友達なら助け合いが普通だから。」 つまり、友達になれと。 クロノス「善処する。けど雷帝や炎帝に頼まないのか?」 ノイズ「彼らは偶にギルドの依頼で休むからね。」 俺もサボる気MAXなんだが……
/216ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2779人が本棚に入れています
本棚に追加