序章

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「お?おはよう!冬梧!」 「おはよっ!!」 うっせぇなぁ。 因みに、冬梧ってのは俺の名前。八雲 冬梧。 んでコイツらは…… 冬梧「おはよう。桐谷翔に上條歩美」 翔「何でフルネーム?」 冬梧「気分。」 歩美「ほんと、相変わらず気分屋ね。」 冬梧「そっちは相変わらず朝からウルサいな。お前らの声、俺の部屋まで聞こえてんぞ。」 ああ、早く離れたい。 歩美「う………」 翔「あはは、ゴメン!」 冬梧「お前らさ、朝ぐらい静かにしろ。近所迷惑。騒ぐなら学校で騒げ。」 歩美「そ、そこまで言わなくてもいいでしょ!?」 冬梧「迷惑掛かってるのが俺だけじゃないから。 俺だけでも被害にあってんだから文句ぐらい言わせろ。」 翔「俺関係な――」 冬梧「本当に、そう思ってんの?」 翔「………ご免なさい!!」 はぁ、速く学校行こ。 スタスタスタスタスタ 翔「ちょっ!?冬梧早いって!!」 早歩きで進む俺。早い?ならお前らはのんびり歩けよ、邪魔だから。 歩美「べ、別に追いかけなくても……わ、私と一緒に行こ?//」 翔「え?でも冬梧と久々に登校しようよ。」 歩美「わ、私が一緒に登校してあげるって言ってんの!!!冬梧は良いのっ!!」 はいはい、邪魔者はさっさと消えますよっと。
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