三章

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クロノス「着替えたけど―――」 「お主が編入生かえ?」 …………金髪ツインテツリ目ロリ……………だと!??そして口調が古い!!!好みだっ!!!!!! クロノス「えっと、あなたが俺の担任ですか?」 「む?妾を幼子扱いしないとは………ええ子じゃな。」 クロノス「消去法です。此処は学園長室で、俺は編入生だけど教室が解らない。こうきたらもう担任が呼びに来る以外、殆ど可能性が低いじゃないですか。」 実際は小説読み漁ったから解ったんだけどね。 しっかし、見た目の割にツンデレっぽくないな。 ってか幼子扱いしないだけで俺の株が上がった……不憫だな。 「妾は一年Sクラス担任、リオ=グレイシーと申す。皆からはリオ先生と呼ばれとるよ。」 クロノス「クロノスです、履歴書を読んで戴ければ解ると思いますが孤児です。なので家名は有りません。 至らない点も多々お見受けられるでしょうが、なにとぞご鞭撻願います。」 こんな感じで良いかな? リオ「……お主、笑顔でなかなか重い事を言うのぅ?」 クロノス「そうですかね?別に重くも何とも無いと思いますが……」 リオ「……妾たちは、孤児など見たこと無い。 何故なら、子は学園に入る金など払えぬからじゃ。」 クロノス「……ギルドで働けば稼げますよ?俺もそうやって稼いでますし。 あ、ブレイズ家の生徒ってリオ先生のクラスに居ます?」 リオ「む?居るが……どうしてじゃ?」 クロノス「それはその内話しますよ………」 飛び級制度、あるのは知ってたけどまさか本当にしてるなんて……ね。 他の五大貴族たちはもっと上かな? リオ「因みにじゃが、他の五大貴族も居る。ブレイズ家の者が優秀だったのと、その親……つまり現当主が他の五大貴族と一緒に居させた方が安心じゃと強く言ってきたからじゃ。」 クロノス「……生徒、それも貴族の情報を漏らして良いんですか?」 リオ「良い、所詮はこれだけの話。この程度ならば何の問題にもなりはせん。」 なる程、それ程生徒の質が良いのか……警備が良いのか まぁ、どっちもだろうな。国一番の学園だしな。
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