序章

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       † キーンコーンカーンコーン ………ふぅ コレで学校終わりだ、さっさと帰ろ。 「冬梧~、今日ゲーセン行こうぜ~。」 冬梧「わり、この間のカラオケでもう金が……」 「仕送りして貰ってんだろ?かなりの金。」 冬梧「まあな、両親が社長と社長秘書だからな~。結構入れてくれてるけど、無駄遣いは良くないだろ?」 「か~、ケチくさいな~。」 冬梧「あんまり派手に使っても、堕落するだけだ。それに、毎月自由にする金は五千って決めてんだよ。」 「本当、お前庶民的だよな。一人暮らしなんだからもっと贅沢に使ったら?」 はぁ………確かにそうだけどなぁ。 冬梧「親父から金は余り使うなって言われてるしな。元々、親の臑をかじるつもりもない。」 「しっかりしてるよな、お前。まぁいいや、じゃ、俺はゲーセン行ってくるよ。」 冬梧「ああ、じゃあな。」 さて、騒がしいモブキャラも消えたし。 帰ろ。
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