序章

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       † 冬梧「………………ん?」 あれ?此処どこ? 「此処は三途の川の手前で現世の奥。」 冬梧「…………変態、初めてみた。写メ撮るか……って携帯無いし。」 「誰が変態かっ!!!!私は神です。」 えー、翼生やした銀髪イケメンの白い服に身を包んだバカやろーは変態やろーだろ。 冬梧「はいはい紙ね、紙。」 「何かニュアンスが違うが……まぁいいや、君には転生して貰うから。」 冬梧「はいはいワロスワロス。」 転生って………ああ、死んだのか。今更記憶の整理出来たよチクショー!! 「ワロスって………転生だよ?」 冬梧「あんたに出来んの?」 「そりゃあ、神様だからね。」 冬梧「神ねぇ………胡散臭い。」 「………まあ、仕方ないけどさ。ハッキリ言い過ぎじゃない?」 冬梧「一々誤魔化すのもめんどくさい。」 「えー……」 冬梧「ってか、神様なら神様らしい事しろよ。」 「例えば?」 冬梧「そうだな、とりあえず何で俺が転生するのか説明しろ。」 「関係無いよね!?? まあいいけど、ぶっちゃけると俺がmistakeした。」 うっわ、ぶっ殺してェ!!!!人をつまらんミスで殺したのに反省の色が見えないっ!!!! 腹に手ェ突っ込んで臓物掻き回すぞゴラァッ!!!!! 「ゴメンナサイ!!!!だからそれ実行しないでっ!!!!!」 冬梧「……今の、口に出てたか?」 「いや、神だから人間の心ぐらい読めるよ!!?」 ああ、なる程。神らしいな。 覚(さとり)って妖怪も出来るけど。 「でさ、お願いがあるんだけど………」 厚かましいな、殺して置いて頼み事か。何様だこの馬鹿?ああ、神様か 「うん、俺は神様だね。」 死ねよクズ。 「ひどっ!!?」 冬梧「で、頼みって?」 「あ、ああ。転生してくれないかな?俺は何も問題なく後千年過ごせれば昇格するんだ、けど間違って君を殺してしまったからね。 勿論、転生してくれるなら出来る限りの協力はするよ。」 …………転生しないってありかな? 「無しで。」 DEATHよね、くたばれバ神。 「バ神ってなに!?」
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