序章

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「それで、どんな力が欲しい?」 冬梧「いらない。」 「……え?」 「いらない。だって、向こうで子供の内から修行すれば良いだろ。」 ってか、向こうで肉体が出来るんだから魔力とかあるよな? 「そりゃあ、勿論魔力はあるけど……ホントに何もいらないの?謙虚どころじゃないよ?」 冬梧「ならさ、武芸の才能と完全記憶能力が欲しいかな。」 これだけでも充分だよな、実際。 魔物とかは……修行すれば殺れるようになるしな。 「それぐらいならお安い御用さ!!」 パチンッ コイツ、指パッチン好きだな。 冬梧「あ、後さぁ。俺の性別は男にしろよ?」 女体化はヤダ。 「うん、勿論そのつもりだよ。」 後何かあったかな……… 冬梧「うん、もう無いよ。」 「……本当、君って不思議だよね。他の人なら迷わず……チート?魔力∞とか最強の身体能力とか欲しがるんだけどね。」 そんな面倒い物はいらないのことよ?上条みたいに巻き込まれたくないし最強なんて面倒だ。 「そっか、じゃあそろそろ転生させるよ?」 冬梧「ああ。後、赤ちゃんプレイなんて体験したくないから5歳まで記憶封印してくれないか? ちょうど、魔力測定も5歳の時だしな。」 産まれてすぐには魔力が解放されない。体に毒だから。5歳になって体がある程度耐性を持ってから魔力が解放される。 まあ、解放するのに魔法陣使うけど。 「それじゃあ、さよなら。」 冬梧「さよなら、神様。世話になったね。」 さぁ、第2の人生は楽しくなるかな? パアアアァ・・・・・ 俺の体が光に包まれたので、目を痛めないように目を瞑っとく。 「最後に1つ、君の事を個人的に気に入ったからいろいろ弄らせて貰ったよ!!」 冬梧「はあ!!!?ちょっとま――――」 て!!!! 最後まで言い切れず、俺の意識は無くなった。 最後にみた神は、凄く良い笑顔だった。
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