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キーンコーンカーンコーン
6限目の終わりを知らせるチャイムが鳴った。
「起立!」
号令がかかり、私は幸せを感じながら立ち上がった。
「礼!」
あともう少しで、弘樹に会える。
そう考えると表情が緩む。
「着席!」
早く、時間が流れればいいのに…
「広瀬[ヒロセ]。広瀬果穂!」
それなのに、先生が、私の名前を呼んだ。
「放課後、職員室に来なさい!」
「え!?」
先刻の先生の一言が原因で、さっきとは逆に時間が止まればいいのに、そう望んでいた。
【200X/07/12/07:27
To. 弘樹
Sub.ごめん
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先生に、呼び出しくらっち
ゃった。
だから、先に帰ってて?
ごめんね 】
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