1章🌸幼なじみ

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弘樹から、返事はすぐに返ってきた。 【200X/07/12/15:29 From. 弘樹 Sub. Re.ごめん ━━━━━━━━━━━━ そっか・・・ がんばれよ!? 校門で待ってる     】 終礼が終わって、私は先生に着いていく職員室へ向かった。 「ちょっと、生徒指導室までついて来なさい。」 私は先生のあとをついていった。 言われるのは、たぶん… 成績のことだ。 私は、残念なことに頭が悪い。 それは、私も周りもみんな分かり切っていること。 「座りなさい。」 私は篠山先生の前に座った。 「これは、君の理科の期末試験の結果だ。」 「え!?!? じゅ・・・じゅうに!?」 理科の期末試験は “12点”。 呼び出しされても当たり前の点数だった。    
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