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「坂井と仲がいいのは結構だが…
広瀬は夏休みの講習に来るのか??
お前は確か、中間も赤点を取っていたんだが…
まさか20点も下がられたらな…」
篠山先生は悩んだように言った。
「夏休み、ちゃんと坂井くんに教えてもらいますから!
講習はパスで!!
先生お願いします!!!」
篠山先生は、少なくなった髪の毛を掻いて、
「じゃあ仕方ない。
課題を出すよ。」
と言ってくれた。
講習より、幾分か簡単なものになり、気持ちが少し楽になっていた。
それから、走って校門に向かおうとした。
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