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ドンッ
「きゃあっ」「わっ!」
誰かとぶつかってしまった。
「いたた…すみませ…あー!」
ぶつかった相手を見て驚いた。
「翔ちゃんだー!」
「翔ちゃんだー!じゃねぇ!
廊下は走るなよ?
ったくお前は。」
「はいはい。うるさいなぁ。
あ…彼女さん…?」
翔ちゃんの隣には、背が高くてとてもキレイな女性が立っていた。
翔ちゃん、彼女いたんだ…
こんな私でも恋人がいるんだから、当たり前かな?
「こいつ高仲 未歩[タカナカ ミホ]。」
「未歩さん…」
「果穂ちゃんよね?
はじめまして。」
なんだか、変な気持ちだった。
針で、胸をチクッて刺されたみたいに。
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