1章🌸幼なじみ

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ドンッ 「きゃあっ」「わっ!」 誰かとぶつかってしまった。 「いたた…すみませ…あー!」 ぶつかった相手を見て驚いた。 「翔ちゃんだー!」 「翔ちゃんだー!じゃねぇ! 廊下は走るなよ? ったくお前は。」 「はいはい。うるさいなぁ。 あ…彼女さん…?」 翔ちゃんの隣には、背が高くてとてもキレイな女性が立っていた。 翔ちゃん、彼女いたんだ… こんな私でも恋人がいるんだから、当たり前かな? 「こいつ高仲 未歩[タカナカ ミホ]。」 「未歩さん…」 「果穂ちゃんよね? はじめまして。」 なんだか、変な気持ちだった。 針で、胸をチクッて刺されたみたいに。    
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