プロローグ

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今年も 桜の舞う季節が訪れました。 18年間の想い出を消し去るように、春の風が優しく私を包んでいた。 あなたは今、何してる? あの頃の私は子どもだった。 あなたの年齢を5つも通り越した私は、 少しでも大人になれてるの? あの頃のあなたに向かって、笑顔で話せるようになったのかな? 素直じゃなかったあの頃。 何事にも動じず、大人だったあなた。 弱さを隠し、私を守ってくれたあなた。 私を愛してくれたあなたを… 本気で愛していました。  
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