1章🌸幼なじみ

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今日は高校の入学式。 不安や期待で胸がいっぱいだったのに、私は入学式そうそう遅刻しそうだ。 「いってらっしゃい。入学式行くわね。 何着ていこうかしら?」 「なんでもいいから。じゃあ行ってきます!!」 親ってのはどうしてこうなんだろ? それより今は時間がない! 私には日課がある。 その日課があることを友達も知らないし、 もちろん親もしらない。 でも ただ1人、知っている人がいる。 矢神 翔【ヤガミ ショウ】。 私の幼なじみ。 1人っ子の私にとって、お兄ちゃんのような翔ちゃんの存在は、本当に大きかった。 とても優しくて頼もしくて毎日のように遊んでくれていた。  
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