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今日は高校の入学式。
不安や期待で胸がいっぱいだったのに、私は入学式そうそう遅刻しそうだ。
「いってらっしゃい。入学式行くわね。
何着ていこうかしら?」
「なんでもいいから。じゃあ行ってきます!!」
親ってのはどうしてこうなんだろ?
それより今は時間がない!
私には日課がある。
その日課があることを友達も知らないし、
もちろん親もしらない。
でも
ただ1人、知っている人がいる。
矢神 翔【ヤガミ ショウ】。
私の幼なじみ。
1人っ子の私にとって、お兄ちゃんのような翔ちゃんの存在は、本当に大きかった。
とても優しくて頼もしくて毎日のように遊んでくれていた。
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