放射能マン

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放射能マンには欠点があった それは、放射能マンが助けた者には、微量の「放射能」が入り込んでしまうのだ。 本当に微量である。 しかし、その微量の放射能が原因で助けた人が逆に困ってしまったり、助けた動物が処分されたりしているのだ。 放射能マンは悩んだ。 しかし、そんな悩みとは関係なく、人々が下した決断は「放射能マンの処刑」であった。 そしてある日放射能マンに死を求める暴動が起こった。その暴動の中には放射能マンが前に救った人の姿もあった。 放射能マンが今までしてきた事全てが否定されたかのような、そんな思いがした 激しい暴動ぶりに、放射能マンは泣く事もできなかった。 放射能マンは死んだ これからはファイヤーマンとブルーマン、ウィンドーズが放射能マンの分も補って行くのだという。 今までお世話になった事に対しては何もなく、そんな事忘れてしまったかのように好き勝手言って、放射能マンを殺した人々は、間違ってはいないかもしれない。 放射能は害である けどそうゆう事って多いですよね 今まで積み重ねてきた物が 一つのミスで崩れ去る事って。 どうかと思う。 もし自分が放射能マンだったら・・ 完
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