0人が本棚に入れています
本棚に追加
第一章 何もない夜。
もう、これで、今日の夜がきても、やるべきことは、何もない。金は、精算したし、残ってて、数千万円や。世界帝国は、今日を以て、その姿を消し去ることになる。謝辞。
私の今の目的は、正直いって、生活苦を何とかする事であり、禁煙をすすめる事である。
もはや、理想も夢もない。あるのは、孤独な一人の時間だけだ。会えない以上、どうしようもない。
いかばかりか、過ぎて、この変革の時代が、おわった時に、幻の帝国が、一つ、消え去ったのだ、ということを、理解して戴きたい。
我々を繋ぐものは、もはや、ない。我々は、自己に尊立して、生きるのみである。各自、栄光を祈る。
統一ローマ帝国、エンジェル・ラクス皇帝。
最初のコメントを投稿しよう!