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新学年になって二ヶ月が経過したある日。いつも通り寝ていた俺だが……。
明久「最悪じゃあーーーっっ!!」
翔「うお!?なんだ!?」
……明久に起こされた。
翔「んで、何があったんだ?」
明久「べ、別に何でもないよ。あははっ」
翔「じゃあポケットからはみ出ているものはなんだ?」
明久「えっ!?でてる!?」
翔「……カマってもんはかけてみるもんだな」
明久「騙したな!!」
翔「ああ、んで何があったんだ?」
明久「え?う~ん」
明久「脅迫、かな?」
明久が小さな声で言ってきた。
翔「ふ~ん」
明久「それだけ!?」
翔「なんだ?犯人でも見つけてほしいのか?」
明久「できればそうしてほしいんだけど」
翔「脅迫内容を見せてみろ」
明久「ん。これ」
そう言って写真と手紙を見せてくれた。
ふむふむ。異性に近づかないこと、か……。異性……姫路……島田……清水美春か?それとも久保……いや久保はこんなことしないか……。
翔「ふむ。なるほどな」
明久「犯人、分かったの!?」
翔「推理が合っていればだが……第一に証拠が無いからどうにもできない」
明久「因みに犯人は?」
翔「明久たちが変な動きを見せそうだから言わない」
明久「ひどいよ!翔」
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