7人が本棚に入れています
本棚に追加
俺は優子に言われるまま、その名を右腕に彫った。
二度と消えない、誓いの証し。
優子は満足そうに微笑んでいた。
優子が浮気をしていることを知ったのは、それから3日後のことだった。
そして、優子は、俺を捨てて、浮気相手のもとへ行ってしまった。
それでも消えない、俺の右腕に彫られた優子の名前。
それは今でも俺の腕に染みのように貼り付いている。
俺は今でも優子を忘れることができない。
(完)
最初のコメントを投稿しよう!