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日常の終わり
・・・・・・何故こんな事になったのだろうか?
聞いた所で誰も答えてくれないし、信じてもくれない
でも、誰が何と言おうと俺は確かにあの場にいた
確かにあの王国にいた
確かに彼女と愛を交わした
喧嘩したり、一緒に笑ったり、泣いたり、怒られたり、ヤキモチ妬かれたり・・・・・・・・・・
そして、確かに彼女のお腹に耳を当てて一緒に我が子の成長を喜んでいた筈だ
なのに・・・・どうしてだ?
何も音が無かった部屋に扉が開く音が鳴って一人の男が入って来た
男は裕幸の前にある無機質な鉄机を挟んで向かい側に座った
「海兵自衛隊諜報部
大嶽勲だ
真田裕幸曹長、君に質問がある
正直に答えてくれ
これは君の為でもある
協力してくれるなら君は早く故郷へ帰れる
分かったな?」
どうして俺は戻って来たんだ?
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