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そして昼休みの時間、大地は図書館で読書をしていた。
大地(やっぱり図書館で本を読んでる時が一番楽しい…)
そこに、
ミク「本当に読書好きなんだね?」
大地「ふ…古瀬さん…」
やって来たのは、同じクラスの古瀬 ミク。
2年A組の学級委員長である。
ミク「本は人を成長させるものだから、関心するわ。」
大地「ふ…古瀬さんも読書好きなんですか?」
ミク「私は正直、細かい字を見てると頭痛くなるから苦手なの。」
大地「そうなんですか…」
ミク「ところで何を読んでるの?」
大地「今読んでるのは、老人と空って本です。」
ミク「そう。」
すると、
ミク「上野君は図書館があるから学校に来てるの?」
大地「え…えっ?」
ミク「だっていつもクラスのみんなにバカにされてるじゃない。確かに遅刻とかはダメだけど、あんなに言う事はないわ。今度は思いっきり注意しなきゃ。」
大地「いいんですよ…古瀬さんの言う通り、僕は読書をしに来てるようなもんですから…僕みたいな地味で冴えないメガネなんて…」
ミク「そんなネガティブにならないで、もっと強気になってみんなに言ってみたら?」
すると、大地は立ち上がった。
大地「ほ…ほっといて…下さい…」
大地は本も持って図書館を出た。
ミク「上野君…」
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