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[謙太の自宅]
謙太は父の博之の部屋にやって来た。
謙太「お…親父、今度さぁ俺、学校で…」
博之「悪いな、俺は明日の花火大会の事で今はいっぱいなんだ。話ならまた今度にしてくれ。」
謙太「あ…あぁ…」
謙太は部屋を出た。
謙太(何がまた今度だよ…親父は昔っから花火の事ばっかで家族の事なんて全然考えてねぇじゃねぇかよ…)
すると、謙太は学校で偶然拾ったバグブロックを手にした。
謙太(そういやポケットに入れてたんだっけ…こんなガラクタさっさと捨てないと…)
すると、
(お前の心の声、全部聞こえたぜ…)
謙太「な…何!?」
(気に入らねぇんだろ?花火も、お前の親父も…)
謙太「このブロックが喋ってるのか!?」
(気に入らねぇ物は全部ぶっ壊しちまいな…少し俺に力を貸せば、そんなのは楽勝だぜ?)
謙太「力を…貸す…」
(つうか、お前が俺のブロックを手にして、心に隙を作った瞬間から俺とお前の契約は完了してんだよ…)
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