最初は。

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「いいか。逃げる人は一人。後は皆鬼。そして15分間逃げ切ったら鬼の負け。タッチしたら鬼の勝ち。逃げ切ったやつかタッチした鬼には豪華商品プレゼント。どうだ?。」 口々に賛成の声が帰ってくる。中には豪華商品を繰り返し呟く子も。 「豪華商品とは、こいつ義が買ってきたまるまやの窯だしチーズケーキワンホールだぁ。」 僕を指差し、豪語する年喰ったガキ大将。 「裕二、あれお前へのお土産だけどいいの。」 「いんだ。いんだ。これぐらいしたほうが盛り上がるだろう。」 予想通りに盛り上がる面々+α。 これを見た親はこれくらい勉強にもやる気を出して欲しいと絶対思うはずだ。
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