最初は。

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端から見たら大の大人2人がブランコに座る中学生ぐらい女の子に話しかける図は思ったより怪しかったも知れない。 「今から、鬼ごっこするんだけど良かったら一緒にしないかな。」 「え?。」 いきなりの誘い。 そりゃ、びっくりすると思う。僕と裕二からは怪しいオーラが出てると良く共通の友だちから言われていた。 もちろん、僕と裕二では怪しいオーラの種類は違うけど。 「あたし?」 「うん。さっきから見てたみたいだから、一緒にしたいのかなと思って。」 「どうだ、するかい。」 考える少女。 帰ってきたのは、元気な声と笑顔だった。 「します。」
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