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――30分後――
ひらすら、ゴミ袋にゴミを入れ続けて、ようやく片づいてきた。
エロ本は部屋の隅に重ねて置いて、資料は本棚へなおす。
「はぁ…。ったく」
本当、寝なきゃ良かった。
後悔先に立たず、って感じだ。
窓を開け、掃除機をかけていると
「お、だいぶ片づいてんな」
ダメ教師が帰ってきた。
コイツ、掃除を頼むだけ頼みやがって、自分はどっか行くとか…。と、思っていると
「ほらよ、報酬だ」
「え？…お、っと！」
なんか投げられたので、片手でキャッチした。
報酬…って
「緑茶、ですか」
「なんだ、嫌いか」
「いえ、むしろ大好きっす」
“急須でいれた濁りが――”みたいなキャッチフレーズで売られている緑茶。
昔は緑茶が苦手だったが、今は大好きだ。
「そんなに緑茶が好きなのか」
「…？はい」
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