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あの変態教師から逃れて、資料室から出てすぐに視線を感じたので、そちらを向くと
「………」
「………」
なぜかカマ口調の友達がビデオカメラを持って構えていた。
「おいサキ」
「…あは、なにかしらん?」
「そのビデオカメラ、貸せ」
「い・や」
右手を差し出せば、語尾にハートマークでもつきそうな感じで拒否られた。
……なんか、隠してんな。
「何を撮った?」
「えー、ひ・み・つ」
嫌な予感がする。
あれだ。
さっきの変態教師とのアレに関わってる気が…。
説得してダメなら力ずくで、ということで、サキに一歩近寄ると
「…あっ、てめっ!」
逃げ出された。
「待てっ!」
「いやーん!」
気色悪い叫び声だな、カマ野郎!
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