嫉妬っていいよな、…女の子がすると

2/4
前へ
/41ページ
次へ
あの変態教師から逃れて、資料室から出てすぐに視線を感じたので、そちらを向くと 「………」 「………」 なぜかカマ口調の友達がビデオカメラを持って構えていた。 「おいサキ」 「…あは、なにかしらん?」 「そのビデオカメラ、貸せ」 「い・や」 右手を差し出せば、語尾にハートマークでもつきそうな感じで拒否られた。 ……なんか、隠してんな。 「何を撮った?」 「えー、ひ・み・つ」 嫌な予感がする。 あれだ。 さっきの変態教師とのアレに関わってる気が…。 説得してダメなら力ずくで、ということで、サキに一歩近寄ると 「…あっ、てめっ!」 逃げ出された。 「待てっ!」 「いやーん!」 気色悪い叫び声だな、カマ野郎!
/41ページ

最初のコメントを投稿しよう!

699人が本棚に入れています
本棚に追加