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渡り廊下を駆け抜け階段を二段飛ばしで上がりあらゆる教室に入って出て…
「は、はぁっ、逃げ足早いんだよこのオカマ!」
「いやぁん!あたしはオカマじゃないわよん!てゆーか乱れた息!上気した頬!萌えるわぁーん!」
「身悶えるなキモい」
結局、俺らの教室にサキを追い詰めたが、オカマキモい。
というか、
「サキ…お前、そのビデオカメラを寄越せ」
「えっ、あん!」
「きしょい声を出すな!」
奪ったビデオカメラの再生ボタンを押すと…
『…っぐ、ぷはっ。――んんっ!』
『ふ、ぁっ…。ぅん…っは』
『俺の名前…』
『知らな…んん…っ!』
『晴夜。呼んでみ?』
『せ、いや…。せ、やっ』
な、なななな
「なんだコレは!」
「よく撮れてるでしょー?」
確かによく撮れてる…
俺と担任のキスシーンがな!
速攻で削除ボタンを押そうとするも
サキの方が背が高いため、呆気なく背後からビデオカメラを取られた。
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