壊れていく仲間達、そして死より辛い現実

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姫様「せ、戦士どのですか!? そんな、あの方はこの国一の怪力で、身体も心もとてもお強い方でしたのに! 勇者「うん、そうだね。あいつは強かったよ。俺らみたいに魔法が使えないからって、いっつも真っ先に魔物に突っ込んで体を張って頑張った 勇者「だから真っ先に死んだ 姫様「では、魔物にやられて…… 勇者「違うよ。第一、魔物にやられたんなら蘇生できるでしょ教会とかで 姫様「確かに……それでは、戦士どのはいったいなんで……? 勇者「俺が殺した。あいつに頼まれてな 姫様「な!? ザワザワ 勇者「………… 姫様 「もしや戦士どのは、魔王に操られ……? 勇者「いんや違うよ。自分の意志で俺に『殺してくれ』と頼んだ、だから殺した 姫様「なぜ!? なぜそのよう な!? 勇者「じゃあその辺も踏まえて話しましょうかね
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