校外学習

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「俺希少!?」 「そこまでいかねーだろ」 「ふふ、やっぱり君たちはいいコンビだね」 「え?」 「とにかくそんな時間もないし、早めに決めて描き始めてね」 「うぃーっす」 桐原が歩いていくと、北本の目がキラリと怪しく光った。 「俺さ、いいこと思いついたんだ」 「俺を描くのはやめろよ」 近くで鳴いていたセミを見上げながら、ノートに描いていく。 「それとは違うんだよ」 「じゃあなんだよ」 「俺さ、桐原描こうと思うんだ」 「……」 「……」
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