第1章 コード・ドラグーン

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タクティクス戦争から一年。 俺は高速道路をT-ホイールで走行していた。 T-ホールって言うのは『タクティクスホイール』の略で、エネルギーがタクティクスになった新世代バイク 見た目はそうなんだけど。 実はバトルブレイズのコックピットユニットらしい。何でこんなものに乗ってるかって?俺もよくわかんないんだよ。 強いて言うなら、家に有ったから貰ったてとこだな。 まぁ。このご時世バイク買うには 相当な額になるからバイトしないと 買えないわけで。いやー家にバイク有ってよかった! 俺は工藤 音弥(クドウオトヤ) 高校一年、男、日本出身 まぁ。細かい事は読んでたら分かるさ! だが、俺には1つだけコンプレックスがある。 それは・・・・・ 俺が常人とは違う特別な人間らしい。 音弥「はぁー。何でこう、特別なんだ?」 俺は高速道路の一角にある展望台から タクティクス戦争で腐敗した 旧東京都を見ていた。 旧東京都の町は崩れたビルに、侵食された土地には十メートルの穴がいくつも空いている。 この束縛とした町を俺はただ見ている事しかできなかった。 そう。タクティクス戦争がすべての原因だ。あの忌々しい残酷な戦いが全てを変えた。
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