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タクティクス戦争から一年。
俺は高速道路をT-ホイールで走行していた。
T-ホールって言うのは『タクティクスホイール』の略で、エネルギーがタクティクスになった新世代バイク
見た目はそうなんだけど。
実はバトルブレイズのコックピットユニットらしい。何でこんなものに乗ってるかって?俺もよくわかんないんだよ。
強いて言うなら、家に有ったから貰ったてとこだな。
まぁ。このご時世バイク買うには
相当な額になるからバイトしないと
買えないわけで。いやー家にバイク有ってよかった!
俺は工藤 音弥(クドウオトヤ)
高校一年、男、日本出身
まぁ。細かい事は読んでたら分かるさ!
だが、俺には1つだけコンプレックスがある。
それは・・・・・
俺が常人とは違う特別な人間らしい。
音弥「はぁー。何でこう、特別なんだ?」
俺は高速道路の一角にある展望台から
タクティクス戦争で腐敗した
旧東京都を見ていた。
旧東京都の町は崩れたビルに、侵食された土地には十メートルの穴がいくつも空いている。
この束縛とした町を俺はただ見ている事しかできなかった。
そう。タクティクス戦争がすべての原因だ。あの忌々しい残酷な戦いが全てを変えた。
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