第1章 コード・ドラグーン

3/4
前へ
/25ページ
次へ
十年前。 サジタリウスが大都市東京を攻撃した。 その時、サジタリウスがタクティクスを応用した第二世代バイトブレイズの驚異に東京が全滅した。 その戦争で俺は親父を失った。 そして、俺はサジタリウスを殲滅 する事を親父の墓の前で誓った。 音弥「はぁー。もう七時かぁ。」 俺は右手のデジタル時計を見てT-ホイールに股がり、再び来た道を戻り始めた。 しかし。 この後、俺の運命を変える事件に巻き込まれることは今の俺が気付く事はなかった。 国際連合軍 日本支部 私の名前は工藤宗次郎。軍人だ。 私は今、ある計画の進行状態を調査しに来た。 タクティクス戦争終戦から一年。 第二世代バトルブレイズの出現により 我々、国際連合軍は直属の研究チームNAVA<ナーバ>を設立、タクティクスの更なる可能性の実験を開始した。 説明はこれくらいだ。 研究員「工藤大佐。今日はやはり例のアレを視察に?」 と私の隣にいる研究員が話しかけてきた。 宗次郎「そうだ。どうだね進行状態は?」 研究員「それがわかりません。主任からは何も聞かされてないので。」 と黙り混む。 宗次郎「まぁ、いい。この先にある実物を見れば大体は分かる。」 とエレベーターに乗り、地下3000メートルまで降りる。 ピピピ ピピピ と通信が私の携帯に入った。 そして、レーザー照射されたモニターを 見る。 宗次郎「私だ。」 ???「大佐。私です美山 夏蓮です。」 とオレンジ色の長い髪の女子高生から通信が入った。 彼女は美山 夏蓮(ミヤマ カレン) 彼女は私が日本支部に採用した 最年少の軍人だ。階級は准尉。 宗次郎「どうした?そんな不安な顔をして?」 夏蓮は不安な顔をしていた。 夏蓮「いえ。あの私はこんな格好したのは始めてでありまして。」 とブラウンのブレザーに、チェック柄のスカートに、白のYシャツに紅色のネクタイをはめた夏蓮が恥ずかしながら自分の姿を見ていた。 宗次郎「似合っているぞ。」 夏蓮「ありがとうございます!ですが、さっきから脚がスウスウするのですが!」 とスカートを押さえる夏蓮。 宗次郎「まぁ。無理もない。まだ君は十五歳だ。気軽に今回のミッションはしてくれていい。それとなるべく高校生らしくな。頼んだぞ美山准尉!」 夏蓮「はっ!了解しました!」
/25ページ

最初のコメントを投稿しよう!

13人が本棚に入れています
本棚に追加