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江戸では有名ではないものの
前に町の人から聞いた事がある
京の都で名を馳せる
人斬り集団だと…
江戸では会うことないと思ってたのに!
私はこのまま殺されちゃうのかな?
「…降ろしてください」
「ん?」
「降ろしてください!」
私はいつになく声を張り上げた
「どうして?」
沖田さんは私を背負ったまま
横目でこっちを見るように
顔を傾けた
「自分で歩けますから…」
とにかく降ろしてもらって
隙を見て逃げ出そうと考えていた
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