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そうこうしている内に
男は斬りかかっていった
「だあああああぁっ!」
だが次の瞬間男は
その勢いを失って崩れ落ちた
「真剣を抜くまでもなかったな」
そう言った役者顔の男の口元は
微かに笑っていた
「おい、お前大丈夫か?」
そう言って彼は私に
手を伸ばして引き上げてくれた
「な、なんとか…。あの、ありがとうございまし…た…」
さっき突き飛ばされた時
頭でも打ったのかな…
目の前が霞んで見える…
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