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暗いなか、二人は古いアパートの前に着き、私は携帯にメッセージを打ち込んで見せた。
『ここが私のアパートです。ありがとうございました』
「ん?…ここですかぁ!じゃあ、お休みなさい。また会いましょうねぇ!」
ジュンスは笑顔と一緒に、大きな右手を差し出してきた。
握手……急に身体が硬直してくる。
出来ない……息が……苦しい……
「あれ?○○さん?だ…だいじょぶですかぁ?」
私は急に息苦しくなり、その場に崩れるように倒れこんでしまった。
ジュンスが辛うじて私を受け止めてくれたのを、うっすらと感じて…そして、力強いジュンスの腕の中で、意識を失ってしまった。
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